先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
……



勝った!勝った!
亮平くん勝ったよ!

相手は翔陵と同等くらいの学校。どちらが勝ってもおかしくはなかった。
けど…翔陵の勝ちたい気持ちが…向こうより上だった。
ほんとにそれだけの差だったと思う。

選手たちが飛び上がってお互いをハグしながら喜んでるのを見てわたしもみんなひとりひとりとハグをした。

「実力だよ。あんたたちの。おめでとう!」

「先生…ありがとう。」


よかった…

ほんとによかった…

けど…浸ってるわけにはいかない。
来週また3回戦がある。

「明日からまた練習がんばろ。」

「おーっ!」

円陣くんで解散となった。


今日の全ては終わり、選手たちがちりぢりに帰って行く。

さてと…
今からまだわたしは勝負しなきゃならないことがある…

と、気合を入れて自分のほっぺをパチっと叩いたときだ。
背後からパチパチと手を叩く音にわたしは振り向いた。

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