先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「俊哉…ほんとのことを言うわ。わたし。」

そして顔を上げて俊哉さんをすがるように見た。

「姉さん…いいんだね?」

俊哉さんがえりなさんの涙がようやく止まった目を見て、確認するかのように、えりなさんの手を握った。

「亮平…さん。姉さんの話を聞いてあげてください。本当にこれで最後にするんだよな?姉さん。」

そしたらえりなさんはコクリ…と、うなづいた。

「ほんとのこと?」

亮平くんが怪訝な顔をして俊哉さんを見た。

「それでも…わたしを見てはくれないのね…亮平…」

えりなさんは悲しそうにふふっと笑ったけど…話し始めた。

「わたし…なの。」

「え?」

亮平くんがようやくえりなさんを見た。
けれどその目は見ずにえりなさんの顎の辺りを見ている。

「一哉を死なせたのは…わたし…なの。」

「は?」

亮平くんの顔が驚きで固まった。

わたしもだ。
あまりのことにえりなさんを見たけれど、えりなさんはこちらを見ずにずっとまっすぐ亮平くんを見ている。

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