先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
わたしも…亮平くんの手を握り返した。

そして…えりなさんは…

「俊哉…行きましょう。今から病院へ向かう用意をしなきゃ。」

そして立ち上がった。

俊哉さんはえりなさんを静かな表情で見ていたけど、一緒に立ち上がった。

「亮平さん。ほんとうに何といったらいいか…。そして二階堂さん。姉が病気を治すきっかけをくれたのはあなたです。ほんとうにありがとう。」

俊哉さんはそのときにはすでにカフェから外にでていたえりなさんを追いかけ、2人は帰っていった。

カフェには私たち以外の客はおらず、お店の人は、静かにことの成り行きを見守ってくれている。

「すみませんでした。お勘定お願いします。」

亮平くんが立ち上がり、一緒に店を出た。

「じゃぁ。彩の家に集合でもすっか。」

「うん。じゃぁ亮平くんの家まで行くから、車置いたら、わたしの車で家行こうか。」

「うん。そうする。」


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