先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「いろいろあったね…」

「彩には…ちょっとビックリしたけど…」

亮平くんはベッドから出て、テーブルの上のタバコを1本出すと、火をつけた。

「え?」

「ひとりでえりなと話つけようとしたんだろ?」

そのままパンツを履くとソファーに座りふぅーって煙を吹き出した。

「うん。まあ。」

「相変わらず…思い込んだら突っ走んなーって。大人んなっても変わらねーな。彩。」

「へへ…」

ポリっと頭を掻くわたし。

「けど…おかげでえりなは納得して…やっと自分の治療しようって前向きに別れてくれたわけだし…」

「うん…」

「俺は…そういう思い込んだら一直線な彩が…ほんとのとこ…嫌いじゃねー。」

そして、もう一度タバコの煙を吹き出すと、ベッドに戻ってきた亮平くんは、わたしに顔をズイと近づけると言った。

「ていうよりさ…」

< 208 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop