先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「何もないよ。大学の先輩だから、みんなでときどき会うけれどね。」

「え?そーなんだー。いいなー。瀬戸口くんが先輩なんてトキメクぅー。」

「さ、もう帰りなよ。テスト前なんだから。自宅学習…頑張って。」

「はーい。」


女子生徒たちが去ると、突然静けさが訪れる。

ふぅー。
変な汗…出るわ…

「二階堂ちゃん?」

わたしがため息ついてると、廊下を曲がって瀬戸口さんが笑いながらやってきた。

「あんな呼ばれ方してんの?笑っちゃうね。」

「そういう瀬戸口さんだって瀬戸口くんって呼ばれてましたよー。」

笑われてちょっと居心地が悪いわたし…。

「だな。なめられてんな。俺たち。」

「それに噂まで立てられてましたけど…」

「あーほんとだねー。」

そしてクスクス笑った。

「いっそ、ほんとにしちゃう?」

「え?」

思わず瀬戸口さんを見た。


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