ウブで不器用なお殿様と天然くノ一の物語
「お殿様、手と手を合わせて指をくるくる〜
にんにんにんっ!」
一瞬暗くなった後、天守閣から花火が上がった。
うん。オーナーの早業だな。
斎は大喜びだ。
動画撮ったぞ。
『くノ一の初恋』なるドリンクは淡いピンクのクランベリーソーダ水だった。
しばらくして始まったくノ一ダンスもフロア一体を巻き込む大盛況ぶり。
斎も大興奮だ。
大満足で1回目のランチタイム終了。
俺たちも撤退だ。
「あー、楽しかった‼︎
お里ちゃん最高〜!」
「お里ちゃん、今月末で卒業
なんですよ。
盛大に卒業パーティーしますので、
どうぞお越しくださいな。」
「もちろんです!また来ます!
彬良、最後盛り上げような!」
……オイオイ…。
俺たちはファンクラブか何かか…。
「……わかった。」
こうして、危惧していた御曹司は、単なるコスプレ好きの奇妙な友人となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
にんにんにんっ!」
一瞬暗くなった後、天守閣から花火が上がった。
うん。オーナーの早業だな。
斎は大喜びだ。
動画撮ったぞ。
『くノ一の初恋』なるドリンクは淡いピンクのクランベリーソーダ水だった。
しばらくして始まったくノ一ダンスもフロア一体を巻き込む大盛況ぶり。
斎も大興奮だ。
大満足で1回目のランチタイム終了。
俺たちも撤退だ。
「あー、楽しかった‼︎
お里ちゃん最高〜!」
「お里ちゃん、今月末で卒業
なんですよ。
盛大に卒業パーティーしますので、
どうぞお越しくださいな。」
「もちろんです!また来ます!
彬良、最後盛り上げような!」
……オイオイ…。
俺たちはファンクラブか何かか…。
「……わかった。」
こうして、危惧していた御曹司は、単なるコスプレ好きの奇妙な友人となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇