レーセル帝国物語 皇帝陛下に見初められた侍女見習い
「陛下が,そなたに『自室に参られよ』と仰っておられる。私について参れ」
「はっ……,はいっ!」
わたしはドキドキしながら大臣の後ろをついて歩く。大臣の執務室から一階の廊下を突き進むと,一番奥に陛下のお部屋があった。アン様のお部屋は二階だから,一階の,それも奥の方はわたしにとって未知の領域だ。
「陛下にお声がけして参る。そなたはここでしばし待て」
「はい」
大臣はそのまま,ドア越しに「イライザが面会に参りました」と陛下にお声をかける。中には陛下直属の侍従の方もいらっしゃるのかしら?
しばらくすると,侍従長を始め陛下にお付きの侍従の皆さんが陛下のお部屋から出てこられた。
もしかして,わたしと二人でお話しになりたいから人払いをされた?
「陛下はお一人でお待ちだそうだ。中に入りなさい」
「はい。――失礼致します,イライザでございます。陛下にお話があって参りました」
勇気を出して,入室したわたしを待っていたのは……。
「イライザ,よく来たな。俺が誰だか分かるな?」
「はっ……,はいっ!」
わたしはドキドキしながら大臣の後ろをついて歩く。大臣の執務室から一階の廊下を突き進むと,一番奥に陛下のお部屋があった。アン様のお部屋は二階だから,一階の,それも奥の方はわたしにとって未知の領域だ。
「陛下にお声がけして参る。そなたはここでしばし待て」
「はい」
大臣はそのまま,ドア越しに「イライザが面会に参りました」と陛下にお声をかける。中には陛下直属の侍従の方もいらっしゃるのかしら?
しばらくすると,侍従長を始め陛下にお付きの侍従の皆さんが陛下のお部屋から出てこられた。
もしかして,わたしと二人でお話しになりたいから人払いをされた?
「陛下はお一人でお待ちだそうだ。中に入りなさい」
「はい。――失礼致します,イライザでございます。陛下にお話があって参りました」
勇気を出して,入室したわたしを待っていたのは……。
「イライザ,よく来たな。俺が誰だか分かるな?」