暴君陛下の愛したメイドⅠ《修正版》



私はメイドとなった時に仕事するうえでの礼儀作法を死ぬほど叩きこまれたが、こんなところでバレるわけにはいかない。


「あの辺のものは割と礼儀を気にするものですよ…」


「そうなのか」


適当に笑って誤魔化す。


陛下はその言葉を信じてくれたが、代わりに私の寿命が何年か縮んだ気がした。






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