極道の彼は子持ちの私に溺愛する


その言葉に疑問が浮かんだ



「どうして私と会ってたことがバレるんですか?」

「耀の鼻は野生並ですよ、
あなたの香り限定で、ですけどね。」

「まま いつもいいにおいする!」



律希がそう言い、私の匂いを嗅いでくる
耀生さんも言っていた。

『お前の匂いはいい香りがする。』


親子揃って嗅覚まで似てしまったのか?



「…ということで、大人しくこのまま着いてきて貰えると助かります。」

「着いていくって、…本家ですか?」

「いいえ、この3年の間に色々ありまして耀は今本家を出て別宅暮らしです。」

「…私、会ってはいけないと思うんです。そもそも耀生さんとは出会うべきではなかった。」



今会ってしまったら、もう次は確実に逃げれない
それに意を決して離れたのに無駄になる。

私と彼は会っては行けない



「…でもそうはいけません。あなたはこの子がいる限り耀から離れることはできない」



本当に痛いところを突いてくる

そう、私は律希がいる限り彼から逃げられない
なぜなら桐生の血を引いた子だから



< 27 / 75 >

この作品をシェア

pagetop