極道の彼は子持ちの私に溺愛する
「あの、その…、」
「おい令、そいつこっちに連れてこい」
さっきまでの優しい音色が一変した
少し怒ったような彼の声
令さんは耀生さんの指示通り律希を抱っこしてこちらに連れてくる
緊張しているのか、怖いのか、律希は令さんの肩に顔をうずくめていた。
私をみつけた律希は私の方に手を伸ばした
「りつ、ままの抱っこがいい」
そう律希が言い、令さんは私に律希を渡す
「まさかこの数年間で俺の知らない奴との子どもを産んでいたとはな。」
「…っ、」
少し冷酷な瞳になった耀生さん
その瞳の奥は少し悲しそうな表情をしていた
「おい、お前顔を見せてみろ」
私の腕の中で少しビクッとした律希は恐る恐るに耀生さんに顔を見せた。
その顔を見た耀生さんは目を見開いた
「…待て、俺は今状況理解ができない」
そう言いしゃがみこんでしまった彼
その後ろで面白そうに耀生をみる令さん