極道の彼は子持ちの私に溺愛する


入り組んだ細い道にはあまり向かないようなファミリーカーで奏多さんは慣れたような感じで車を運転していく。

いつもなら歩いていく保育所だから車に乗っていくのがとても不思議な気分を味わう私と律希



「はい、到着〜」

「奏多さんありがとうございました。」

「いいえ〜、俺が好きでしてることだから気にしないで。ほら、律希着いたぞ!今日も楽しんでこいよ」



保育所に着いた瞬間、とても微妙な顔をした律希
その訳はすぐに分かった。

車の窓からみえるのは律希の友達の翔真くん


金曜日にケンカ...をしたと聞いた。


その理由は私のせいでもある父親問題



「りつ いかない」

「...?行かねぇのか?」



不思議そうに律希の顔をみる奏多さん



「律希 大丈夫だから行っておいで?」

「...やだ」



頑なにチャイルドシートから降りようとしない律希

金曜日にしたケンカだったから忘れてるだろうと思っていた私がバカだった。



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