極道の彼は子持ちの私に溺愛する


「あ、行かないんなら律希のパパに連絡入れとかないとな。今日のお迎えはいらない、ってな。」



そう奏多さんが言った瞬間、悩み始めた律希
余程と “パパ” のお迎えがいいのだろう

確かに朝の登園状況をみてたらお父さんが仕事に行くついでに送って貰ってる子が多い



「...やだ!りつ いく!」



そう言ってチャイルドシートを自分で外した。隣に置いていた保育所のカバンも手に取った。

運転席のほうで、『ちびっ子って単純だな』ってクスッと笑っているのが言ってるのが聞こえた。



「まま いこ。」

「はい、律希行ってらっしゃい〜。ももちゃん俺ここで待ってるから送っといで〜、この後ちゃんとももちゃんの仕事場までちゃんと送り届けてあげるから」

「...えっ?!そんな悪いですよ。」

「気にしない、それに、耀に頼まれてるから。」



そう言って車のドアを閉めた。

律希を送ったあとは徒歩で仕事場に向かおうと思っていたのに本当に耀生さんはぬかりない。


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