愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
姿勢を正してソファに座り直し、こちらを向いた月島くんはこれまでのハンサムで穏やかなキャラクターに戻っている。
「あ、うん……」
私は曖昧に頷く。
さっきの、あの暴走めいた動きはなんだったの? という疑問が頭を支配する。
「ひとりで選べるか不安だったから、お願いしようかな! 月島くん、お洒落だからそういうの得意そうだし」
まだ心臓がバクバクしていて、頭が混乱していてうまく整理できないんだけど、ヤキモチって言ったよね?
私と河本さんの関係に妬いてるのだろうか。
私の体を抱き寄せたときの月島くんの目は、よそ見を許さないといった強さがあった。
社会的地位もあり、容姿も素晴らしく端麗な月島くんならほかにもっと綺麗な女性を口説けるのに、どうして私なのだろう。
……わからない。月島くんは謎だ。
「毛利さん、もう一杯いける?」
「うん、ありがとう」
華奢なグラスに透明な液体が注がれる。
頭の中に居座るモヤモヤを解消したくて、私は飲みやすいスパークリングワインを何度かお代わりした。
「じゃあ、月島くんは小学校の同級生とは全然連絡取ってないんだ」
お酒のお供は小学校の頃の思い出話。
外部の進学校に行った月島くんは、同窓会にも出席せず、今でも個人的に連絡を取っている友だちはいないと言う。
「そうだね。すごく仲がよかったって奴も特にいないし」
「月島くんはみんなと満遍なく仲がよかったものね」
「うん……当たり障りのない付き合いだったよ」
冷めた言い方をして、スパークリングワインを喉に流し込む。横顔の輪郭がとても綺麗だな、と思った。
「月島くん本人はそう思ってたかもしれないけど、月島くんはみんなに好かれてたよ」
同じくらいの杯数を飲んでいる月島くんの顔色がまったく変わらないのに対し、酔いが回ってきた私は頬が火照っているのを感じた。
もともとそれほどお酒は強くないし、一日の仕事の疲れもあってアルコールが身体中に回ってきている。
「あ、うん……」
私は曖昧に頷く。
さっきの、あの暴走めいた動きはなんだったの? という疑問が頭を支配する。
「ひとりで選べるか不安だったから、お願いしようかな! 月島くん、お洒落だからそういうの得意そうだし」
まだ心臓がバクバクしていて、頭が混乱していてうまく整理できないんだけど、ヤキモチって言ったよね?
私と河本さんの関係に妬いてるのだろうか。
私の体を抱き寄せたときの月島くんの目は、よそ見を許さないといった強さがあった。
社会的地位もあり、容姿も素晴らしく端麗な月島くんならほかにもっと綺麗な女性を口説けるのに、どうして私なのだろう。
……わからない。月島くんは謎だ。
「毛利さん、もう一杯いける?」
「うん、ありがとう」
華奢なグラスに透明な液体が注がれる。
頭の中に居座るモヤモヤを解消したくて、私は飲みやすいスパークリングワインを何度かお代わりした。
「じゃあ、月島くんは小学校の同級生とは全然連絡取ってないんだ」
お酒のお供は小学校の頃の思い出話。
外部の進学校に行った月島くんは、同窓会にも出席せず、今でも個人的に連絡を取っている友だちはいないと言う。
「そうだね。すごく仲がよかったって奴も特にいないし」
「月島くんはみんなと満遍なく仲がよかったものね」
「うん……当たり障りのない付き合いだったよ」
冷めた言い方をして、スパークリングワインを喉に流し込む。横顔の輪郭がとても綺麗だな、と思った。
「月島くん本人はそう思ってたかもしれないけど、月島くんはみんなに好かれてたよ」
同じくらいの杯数を飲んでいる月島くんの顔色がまったく変わらないのに対し、酔いが回ってきた私は頬が火照っているのを感じた。
もともとそれほどお酒は強くないし、一日の仕事の疲れもあってアルコールが身体中に回ってきている。