愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「こんな高価なドレス、申し訳ないよ」
店員さんに包装してもらっているときに小声で耳打ちすると、月島くんはふっと頬を弛緩させた。
「お詫びだし、気にしないで」
お詫びというフレーズで、月島くんにソファでキスされそうになったのを思い出してしまい、閉口せざるを得ない。
無言でうつむく私に対し、月島くんが訳知り顔で笑う横顔が目の端に映る。無性に気まずかった。
ブランドショップを後にした私たちは、近くのイタリアンレストランを訪れた。
月島家が昔から御用達だそうで、席の数はそんなに多くない隠れ家のような落ち着いた雰囲気のレストランだった。
仕切られた半個室の席からは、中庭に飾られたプランターがよく見える。
緑の植物がライトアップされていて、日中に見るのもまた違った美しさがあるのだろうな、と思った。
月島くんは車なのでノンアルコールワインにすると言うので、二日酔いだった私も同じものにしてもらった。
フルーティーですごく美味しい。
振る舞われた北イタリアの家庭料理はどれも美味しかった。
初めて食べた牛肉のカルパッチョもスパイシーですごく美味しいし、色とりどりの野菜がテーブルに並ぶバーニャカウダは、味もいい上に目で見ても楽しめる。
「ドレス、本当にどうもありがとう」
濃厚なチーズのリゾットを頬張り、さっきは有耶無耶になってしまったのでもう一度きちんと月島くんにお礼を伝えた。
「いいって。毛利さんが気に入ってくれたなら、プレゼントできて光栄だよ」
「すごく気に入った。だから正直、プライスカードを見てヒヤヒヤしちゃった」
「ははっ!」
私の庶民な感想に、月島くんは破顔した。
その自然な笑顔が、なんだかいつも澄ましているハンサムな月島くんにしては意外な反応だったので、私はその表情の変化に目を見張った。
「毛利さん、面白い。かわいいね」
褒められている気がしなくて、複雑な気分になる。けれど、貴重な月島くんの表情も見れたし、まあいいか。
店員さんに包装してもらっているときに小声で耳打ちすると、月島くんはふっと頬を弛緩させた。
「お詫びだし、気にしないで」
お詫びというフレーズで、月島くんにソファでキスされそうになったのを思い出してしまい、閉口せざるを得ない。
無言でうつむく私に対し、月島くんが訳知り顔で笑う横顔が目の端に映る。無性に気まずかった。
ブランドショップを後にした私たちは、近くのイタリアンレストランを訪れた。
月島家が昔から御用達だそうで、席の数はそんなに多くない隠れ家のような落ち着いた雰囲気のレストランだった。
仕切られた半個室の席からは、中庭に飾られたプランターがよく見える。
緑の植物がライトアップされていて、日中に見るのもまた違った美しさがあるのだろうな、と思った。
月島くんは車なのでノンアルコールワインにすると言うので、二日酔いだった私も同じものにしてもらった。
フルーティーですごく美味しい。
振る舞われた北イタリアの家庭料理はどれも美味しかった。
初めて食べた牛肉のカルパッチョもスパイシーですごく美味しいし、色とりどりの野菜がテーブルに並ぶバーニャカウダは、味もいい上に目で見ても楽しめる。
「ドレス、本当にどうもありがとう」
濃厚なチーズのリゾットを頬張り、さっきは有耶無耶になってしまったのでもう一度きちんと月島くんにお礼を伝えた。
「いいって。毛利さんが気に入ってくれたなら、プレゼントできて光栄だよ」
「すごく気に入った。だから正直、プライスカードを見てヒヤヒヤしちゃった」
「ははっ!」
私の庶民な感想に、月島くんは破顔した。
その自然な笑顔が、なんだかいつも澄ましているハンサムな月島くんにしては意外な反応だったので、私はその表情の変化に目を見張った。
「毛利さん、面白い。かわいいね」
褒められている気がしなくて、複雑な気分になる。けれど、貴重な月島くんの表情も見れたし、まあいいか。