愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「結婚式はいつ?」
「来週末だよ」
「毛利亭でやるの?」
「ううん、カレントリーホテルっていうところだって」
「なるほど」
ノンアルコールワインを飲み込んで、月島くんは心得たように頷いた。
デザートはパンナコッタとティラミスだった。
ひと口掬って口に運べば、甘すぎない味わいが舌の上でどんどん溶けていって、いくらでも食べられそうな気がする。
「美味しい〜!」
思わず頬を手のひらで押さえた私を微笑ましげに見て、月島くんもスプーンを口に運ぶ。
「うん、美味しいね」
月島くんはスプーンを置くと、ノンアルコールワインを飲んだ。ただ喉を潤す仕草ですら、所作にそつがないからスマートでカッコよく見える。
そう、月島くんはなんでもそつなくこなす。
小学生の頃から勉強もスポーツも得意で、人あたりもよく、苦手なものなんてなさそうだ。
さっき見せてくれた自然体の笑顔のように、整った完璧な月島くんだけじゃなく、もっと違う一面も見てみたい。
「月島くんって、苦手なものとかあるの?」
「あるよ」
私の興味本位の質問に、意外なことに月島くんは言下に答えた。
「そうなんだ、弱点なんてなさそうなのに」
「苦手なものとはまたニュアンスが違うけど、俺の弱点は毛利さんかな」
「へ?」
お皿をすっかり空にした私は、ナプキンで口もとを拭きながら首を傾げる。
「本当は、苦手だけど合わせてたんだ。毛利さんがあまりにも幸せそうに食べるから、甘いものが苦手だって言い出せなくて」
「来週末だよ」
「毛利亭でやるの?」
「ううん、カレントリーホテルっていうところだって」
「なるほど」
ノンアルコールワインを飲み込んで、月島くんは心得たように頷いた。
デザートはパンナコッタとティラミスだった。
ひと口掬って口に運べば、甘すぎない味わいが舌の上でどんどん溶けていって、いくらでも食べられそうな気がする。
「美味しい〜!」
思わず頬を手のひらで押さえた私を微笑ましげに見て、月島くんもスプーンを口に運ぶ。
「うん、美味しいね」
月島くんはスプーンを置くと、ノンアルコールワインを飲んだ。ただ喉を潤す仕草ですら、所作にそつがないからスマートでカッコよく見える。
そう、月島くんはなんでもそつなくこなす。
小学生の頃から勉強もスポーツも得意で、人あたりもよく、苦手なものなんてなさそうだ。
さっき見せてくれた自然体の笑顔のように、整った完璧な月島くんだけじゃなく、もっと違う一面も見てみたい。
「月島くんって、苦手なものとかあるの?」
「あるよ」
私の興味本位の質問に、意外なことに月島くんは言下に答えた。
「そうなんだ、弱点なんてなさそうなのに」
「苦手なものとはまたニュアンスが違うけど、俺の弱点は毛利さんかな」
「へ?」
お皿をすっかり空にした私は、ナプキンで口もとを拭きながら首を傾げる。
「本当は、苦手だけど合わせてたんだ。毛利さんがあまりにも幸せそうに食べるから、甘いものが苦手だって言い出せなくて」