愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「いいお式だったね」
披露宴会場のガーデンレストランに向かう途中、私は笑顔で美弥子さんに言った。
「本当ね。私、感動しちゃった」
美弥子さんが穏やかに微笑んだ。
「私、美弥子さんの白無垢と綿帽子姿にずっと憧れてたけど、ウエディングドレスもいいなって今日思ったよ」
「菜緒ちゃんならきっとどちらも似合うわ」
妹に甘い兄も、美弥子さんの隣でうんうんと深く頷く。
「菜緒ちゃんの今日のドレスも、とっても素敵!」
美保ちゃんが一歩下がって、私のスタイリングを見て言った。
「ありがとう、美保ちゃん。美保ちゃんもとってもかわいいよ」
小学校の制服である紺色のブレザーを上品に着こなした美保ちゃんは、五年生とは思えないくらい大人っぽくて似合っている。
それに、クリーム色の訪問着をとても上品に着こなした若女将の貫禄がある美弥子さんに比べると、私なんて子どもに見えてこそばゆい。
けど、月島くんがプレゼントしてくれたこのドレスがすごく気に入っているので、素直にうれしかった。
披露宴の食事もとっても美味しい。
初夏の強すぎない日差しと花の香りを運んでくる風を浴びながら外で食べると、さらに何倍も美味しく感じる。
ご友人の挨拶や、両親への手紙で周囲は感動に包まれて、披露宴は終わりの時間を迎えた。
「菜緒ちゃん、私たちこのまま帰るけど、一緒にタクシーに乗って行く?」
「うん、その前にお手洗い借りてくるわ」
美弥子さんと兄に断って、美保ちゃんに手を振ると私は会場を出てお手洗いに向かった。
通路は二次会会場に移動する出席者たちで混雑している。
「あっ、すみません」
すれ違いざまに男性と肩が少しぶつかって、会釈して通り過ぎようとしたときだった。
「ねえ、君も二次会に行く?」
後ろから腕を掴まれて、私は体はガクンと前傾の体勢で強制的に立ち止まった。
披露宴会場のガーデンレストランに向かう途中、私は笑顔で美弥子さんに言った。
「本当ね。私、感動しちゃった」
美弥子さんが穏やかに微笑んだ。
「私、美弥子さんの白無垢と綿帽子姿にずっと憧れてたけど、ウエディングドレスもいいなって今日思ったよ」
「菜緒ちゃんならきっとどちらも似合うわ」
妹に甘い兄も、美弥子さんの隣でうんうんと深く頷く。
「菜緒ちゃんの今日のドレスも、とっても素敵!」
美保ちゃんが一歩下がって、私のスタイリングを見て言った。
「ありがとう、美保ちゃん。美保ちゃんもとってもかわいいよ」
小学校の制服である紺色のブレザーを上品に着こなした美保ちゃんは、五年生とは思えないくらい大人っぽくて似合っている。
それに、クリーム色の訪問着をとても上品に着こなした若女将の貫禄がある美弥子さんに比べると、私なんて子どもに見えてこそばゆい。
けど、月島くんがプレゼントしてくれたこのドレスがすごく気に入っているので、素直にうれしかった。
披露宴の食事もとっても美味しい。
初夏の強すぎない日差しと花の香りを運んでくる風を浴びながら外で食べると、さらに何倍も美味しく感じる。
ご友人の挨拶や、両親への手紙で周囲は感動に包まれて、披露宴は終わりの時間を迎えた。
「菜緒ちゃん、私たちこのまま帰るけど、一緒にタクシーに乗って行く?」
「うん、その前にお手洗い借りてくるわ」
美弥子さんと兄に断って、美保ちゃんに手を振ると私は会場を出てお手洗いに向かった。
通路は二次会会場に移動する出席者たちで混雑している。
「あっ、すみません」
すれ違いざまに男性と肩が少しぶつかって、会釈して通り過ぎようとしたときだった。
「ねえ、君も二次会に行く?」
後ろから腕を掴まれて、私は体はガクンと前傾の体勢で強制的に立ち止まった。