寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~
この子はわざとこんなことを言っているのか?と焦ったが、彼女の必死さを見れば本気だと疑う余地はなかった。
少し乱れたパジャマで紅潮した雪乃は、すでに最中のような無防備な姿をしている。
カッと湧いてくる好奇心や征服欲を抑えるために、晴久は肩で息をした。
「晴久さん?」
「こんな状態で……男にそんなことを言ったらダメだよ」
これ以上煽られたらすぐに限界がくる。
もう納得してくれと祈る良心も残っているものの、期待せずにはいられなかった。
天使と悪魔のせめぎ合いの中、彼女はまた無垢な瞳を向けてくる。
「……私ではダメですか?」
「そうじゃない。正直、できるなら今すぐ抱きたいよ。でもこういうことは無理をして頑張らなくていいんだ」
「無理してないです。私、晴久さんにならいいんです……」
またそうやって!と晴久が咎めようとしたが、雪乃は本気だった。