寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~
直近の出来事を思い返してみる。先週の土曜はデートをし、日曜は家で過ごした。
終始ふたりきりでべったりで、晴久は両日とも雪乃に手を出している。
彼女が受け入れてくれるのをいいことに、自分が満足ゆくまで抱き潰した。
(もしかして、負担だったか?)
考えれば考えるほど思い当たりすぎて、飲んでいるコーヒーが苦くなっていく。
こういう付き合い方を強要したいたわけではなかったが、五年以上も異性に対する欲を封印してきた晴久は、いつの間にか雪乃を抱くことに夢中になっていた。
彼女に負担をかけている自覚はあったのに止められなかった自分を後悔しつつ、もしこれが彼女の意思表示なら今日はそっとしておこう、そう思い、それ以上の連絡はやめた。