寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~

「俺が悪かったのは分かってる。ごめんね」

しかし彼に頭を下げられ、雪乃は「へっ?」と混乱した。

「負担をかけて、無理をさせていた。毎晩キミを泊めて、あんなに好き勝手に抱いて。嫌になったよな」

突然これまでの夜の営みに言及され、雪乃はたまらず赤くなった。慌てて否定しようとするが、否定するからには本当の理由を言わなければならず、それが思いつかない。

「いえ、そ、それは……そのっ……」

言葉に詰まって下を向く。
ああやっぱり、とショックを隠せない晴久は、外にも関わらず彼女の頭を抱き寄せた。

「ひゃっ」

「ごめん……もうしない。雪乃がその気になるまで、なにもしないから」

言い聞かせるようにつぶやく彼は必死だった。目を閉じ、彼女の頭に頬を寄せる。
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