寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~
「雪乃は心配性だな」
彼女の頬を撫でながら、微笑んでいた表情をほんの少し真顔に戻す。
「そんな中途半端な気持ちで同棲しようなんて言わないよ。俺はずっと一緒にいるつもりのない人には、こんなこと言わないから」
同じくポカンと真顔になった雪乃。触れられている頬が途端に熱を持ち、耳まで真っ赤になっていく。
「え、え、あの、それってどういう意味ですか……?」
「そのままの意味だけど。ずっと一緒にいたいなぁと思って。……ああでも、付き合ってすぐこんなことを言ったら君の両親に怒られちゃうから、もう少し待ってて」
晴久は唇を落としてはぐらかし、言いくるめられた雪乃もそれに応える。
(プロポーズかと思った……!)
晴久の言葉にドキドキしてまた体が熱くなってきた雪乃と同じように、体重をかけている晴久も彼女に密着し、欲情している視線を向けた。
足が怪しく絡まり、雪乃は目を泳がせる。
「晴久さん、あの……」
「ごめん。 ……俺、雪乃に触ってると、朝でも我慢できないみたい。絶倫なのかな」
「……〝ぜつりん〟ってなんですか?」
真面目な顔で聞き返してくる雪乃に煽られ、晴久はまた問答無用で、首をかしげている彼女に襲いかかった。