寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~

「晴久さんに好きでいてもらえるように。……今夜はなにか、して欲しいことはありますか?」

ギョッとした晴久は一度キスを止め、「雪乃?」と戸惑いの声をもらした。

「なんでも言ってください。晴久さんのしたいこと。なんでも」

かわいらしくも誘うような目つきで煽られ、晴久の脳裏には生々しい想像が一瞬で駆け巡っていった。してみたいことは山ほどある。

「……いいの?」

試しにそうつぶやくと、彼女はコクンとうなずく。

(ああもう、ダメに決まってるだろ)

天然な彼女の代わりに、晴久は自分で自分に正しい返事をした。

「……決めた。雪乃、今日もおしおき」

「え!? なんでですか!?」

慌てて逃げようとする雪乃の両手を捕まえて、枕へと押し付ける。再び止まないキスをしながら、彼女を激しく求めた。
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