寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~

「さすが課長、鋭い! 細川さんが顔を隠しているのには、実は深ーい理由があるんです。教えてあげますけど、秘密にしてくれます?」

だから言うなと言ってるだろうがと腹が立ってきた晴久は「いい」と断るが、言いたくて仕方ない小山は逃がさない。

「トップシークレットですよ。細川さんが皆子にしか話してない、重要機密。聞かなくていいんですか?」

すでに知っている晴久は仕方なく足を止めた。

「手短にしろ」

小山はニヤニヤしながら、おネエのように手の裏を添えて耳打ちする。

「実は、男性恐怖症なんですって」

ほら知っている、と晴久はため息をついた。
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