白球と最後の夏~クローバーの約束~
「───・・だから百合、これからも俺に四つ葉のクローバーちょうだい?」
「うんっ!」
「ずーっとな!」
「当たり前じゃん!」
もう、わたしの目に涙はない。
稜ちゃんが“天使”だって言ってくれた微笑み、それを絶やさずにずーっと見守っていくよ。
これからも見守らせてね、一番大好きな稜ちゃんのこと・・・・。
「あっ、そうだ!」
それからしばらく経って、わたしは重要なことを思い出した。
「なに?」
「稜ちゃん、お願いがあるんだ」
「ん?」
「・・・・第2ボタン、もらうの忘れてたの。ちょうだい?」
「いいよ」
「やった!それと・・・・」
「それと?」
「わたしにも四つ葉のクローバーちょうだい───・・?」