病んでる僕と最強の勇者たち
「うようよ敵が出てきやがるな。
何だかやる気が出てきたぜ。
このオレが全部、斬り倒してやる!」
ブライアンはそう言うと、まるで風のような速さで敵の方へと走り出し、次々と敵を斬っていった。
ブライアンは魔法もこなせるが、どちらかと言えば剣を好む。
そして、そんなブライアンの剣での戦い方は、電光石火のスピードを生かした目にも止まらぬ連続攻撃だった。
ブライアンが繰り出す高速の剣をモンスターたちは目で確認することもできないままに、次々と斬り倒され、屍の山を築いていった。
一方で、マギーの重殺剣は、常に会心の一撃を狙う一撃必殺の剣だった。
マギーは一撃で敵を倒すことを、戦いの中で最高の美学としていた。
それゆえ、マギーは自分が得意とする上段からの振り下ろしと、中段からのなぎ払いという2パターンの攻撃しか使わないと決めていた。
そして、そんなマギーの攻撃のレパートリーの少なさは、マギーが苦戦を強いられる原因になることも多かった。
でも、マギーが自分の得意な2つのパターンのうちのどちらかで敵を斬るとき、その攻撃は一撃必殺の重殺剣となり、斬られた敵はほとんどの確率で二度と立つことはできなかった。
ブライアンとマギーは全く違うタイプの剣で、万を越えるものすごい数のモンスターたちに怯むことなく、モンスターたちを倒していった。
そんな二人の神がかった戦い方は、最強という称号を持つ者にふさわしく、そのすさまじい戦いぶりからは、思わず感嘆のため息がもれてしまう。
でも、そんな二人が順調に敵を斬っていたとき、マギーの目の前に体長五メートルはある鋼のサソリが現れた。
鋼のサソリはその名の通り、全身が鋼の殻で覆われているため、ものすごく高い防御力を持っていた。
しかもその巨体から繰り出される攻撃は強烈で、冒険者を一撃で死に至らしめた話をよく聞くほどの手強いモンスターだ。
でも、マギーはそんな強敵を前にしても心動かされることなく冷静で、じっと鋼のサソリを見つめていた。
何だかやる気が出てきたぜ。
このオレが全部、斬り倒してやる!」
ブライアンはそう言うと、まるで風のような速さで敵の方へと走り出し、次々と敵を斬っていった。
ブライアンは魔法もこなせるが、どちらかと言えば剣を好む。
そして、そんなブライアンの剣での戦い方は、電光石火のスピードを生かした目にも止まらぬ連続攻撃だった。
ブライアンが繰り出す高速の剣をモンスターたちは目で確認することもできないままに、次々と斬り倒され、屍の山を築いていった。
一方で、マギーの重殺剣は、常に会心の一撃を狙う一撃必殺の剣だった。
マギーは一撃で敵を倒すことを、戦いの中で最高の美学としていた。
それゆえ、マギーは自分が得意とする上段からの振り下ろしと、中段からのなぎ払いという2パターンの攻撃しか使わないと決めていた。
そして、そんなマギーの攻撃のレパートリーの少なさは、マギーが苦戦を強いられる原因になることも多かった。
でも、マギーが自分の得意な2つのパターンのうちのどちらかで敵を斬るとき、その攻撃は一撃必殺の重殺剣となり、斬られた敵はほとんどの確率で二度と立つことはできなかった。
ブライアンとマギーは全く違うタイプの剣で、万を越えるものすごい数のモンスターたちに怯むことなく、モンスターたちを倒していった。
そんな二人の神がかった戦い方は、最強という称号を持つ者にふさわしく、そのすさまじい戦いぶりからは、思わず感嘆のため息がもれてしまう。
でも、そんな二人が順調に敵を斬っていたとき、マギーの目の前に体長五メートルはある鋼のサソリが現れた。
鋼のサソリはその名の通り、全身が鋼の殻で覆われているため、ものすごく高い防御力を持っていた。
しかもその巨体から繰り出される攻撃は強烈で、冒険者を一撃で死に至らしめた話をよく聞くほどの手強いモンスターだ。
でも、マギーはそんな強敵を前にしても心動かされることなく冷静で、じっと鋼のサソリを見つめていた。