病んでる僕と最強の勇者たち
(僕は剣の素人だ。

でも僕には最強の賢者の最高のステータスがある。

自分に自信を持つんだ。

そうすれば、僕はエドモンドに勝てるはずだ)



大きな黒い馬と共にエドモンドが近づいてくると、銀色の鎧と兜に身を包んだエドモンドの体が大きく見えた。



そんなエドモンドが、細身の片手剣を右手に握りしめ、僕を斬ろうと迫っていた。



(ビビるな、明彦!

僕は握りしめたこの剣で、強敵を倒すんだ!)



エドモンドが馬に乗った高い位置から僕に剣を振り下ろし、僕はエドモンドの剣に応じるように、全力で剣を振った。



そして僕とエドモンドの剣が、金属同士がふつかる音と共に激突し、僕は両手にエドモンドの剣の衝撃を感じていた。



(片手剣なのに、何て重い一撃なんだ……。

こんな攻撃が直撃したら僕は……)



僕はエドモンドの攻撃で、体を後方に弾かれ、両手にエドモンドの剣を受け止めた痺れを感じながら、エドモンドの強さを実感していた。
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