病んでる僕と最強の勇者たち
「明彦にオレは言っておく」



僕はそう言って、話を切り出したブライアンに目を向けた。



ブライアンは最強の勇者で、僕らのリーダーだ。



そしてもっと言うならば、自称イケメンでハイスペックな男だ。



そんな僕らのリーダーは昨日の僕の失態を怒るだろうか?



もしかしたら、僕はパーティから外される?



そしたら僕は、また一人ぼっちだ。



できるなら、昨日のあの時間に僕は帰りたいと思っていた。



「オレたちは昨日、パーティを結成した。

つまり、オレたちは仲間だ。

そしてオレたちは決して完璧な人間じゃないだろ。

ミスしたり、間違いを犯したり、ピンチに陥るときもある。

でも、どんなことがあってもオレたちは明彦を見捨てることはない。

それはオレたちが仲間だからだ!」



僕はブライアンの温かい言葉に感動していた。



さすがは僕らのリーダーだ。



ブライアンは本当にハートまでもがイケメンだ。
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