七色
「坂巻さん。三連休だけでもサモアには行けることが分かりました」
開口いちばんに神長くんが真顔で言う。
「片道たったの二十時間! 羽田発、成田着でもいいよね? まきちゃん」
疲れすぎてきっと二人とも頭がおかしくなっているのだろう。そう思っていたら、優月くんから予約画面を突きつけられた。
「とりあえず、電車乗ろうか」
僕は笑いをこらえながら、二人の肩に手をかける。
明日はどんな面白い事が起こるだろう。
夏の夜風が優しく僕の背中を押す。赤い電車の行く先には、僕らの胸を熱くする七色の未来が待っている。
了
開口いちばんに神長くんが真顔で言う。
「片道たったの二十時間! 羽田発、成田着でもいいよね? まきちゃん」
疲れすぎてきっと二人とも頭がおかしくなっているのだろう。そう思っていたら、優月くんから予約画面を突きつけられた。
「とりあえず、電車乗ろうか」
僕は笑いをこらえながら、二人の肩に手をかける。
明日はどんな面白い事が起こるだろう。
夏の夜風が優しく僕の背中を押す。赤い電車の行く先には、僕らの胸を熱くする七色の未来が待っている。
了


