異世界和カフェ『玉響』。本日、開店いたします!
だけど、それはそれで辛かった。
父の誘いを断ることもそうだし、自分で選んだ道を自身で拒絶していることもそう。
結局私は、何をしてもストレスを抱えるというどうしようもない状態に陥り、ここふた月ほどは本気で悩んでいた。
父に正直に「自分には才能がないから、玉響を継ぐのは止める」と言うべきか、と。
だけど、そんなことをすれば、せっかく喜んでくれた父を悲しませてしまう。
私は馬鹿みたいにグルグルと悩み続けた。
結局、何も行動を起こせず、溜息だけを吐き続ける日々。
そんな最中に起こった一週間前の父の手の怪我。
店はしばらく臨時休業で、時間が有り余る父は、これ幸いとばかりに私に「和菓子を作ろう」と誘いを掛け始めた。
一回や二回なら断れても、毎日はさすがに無理。
数回に一回は父に付き合って和菓子作りをしている私は、最近ではもはや自分が何を望んでいるのかも分からなくなってきた。
一つだけ言えるのは、このままではきっと私は和菓子を嫌いになってしまうということ。
それは、玉響を継ぐ予定になっている私にとって、何よりも避けたい事態だった。
父の誘いを断ることもそうだし、自分で選んだ道を自身で拒絶していることもそう。
結局私は、何をしてもストレスを抱えるというどうしようもない状態に陥り、ここふた月ほどは本気で悩んでいた。
父に正直に「自分には才能がないから、玉響を継ぐのは止める」と言うべきか、と。
だけど、そんなことをすれば、せっかく喜んでくれた父を悲しませてしまう。
私は馬鹿みたいにグルグルと悩み続けた。
結局、何も行動を起こせず、溜息だけを吐き続ける日々。
そんな最中に起こった一週間前の父の手の怪我。
店はしばらく臨時休業で、時間が有り余る父は、これ幸いとばかりに私に「和菓子を作ろう」と誘いを掛け始めた。
一回や二回なら断れても、毎日はさすがに無理。
数回に一回は父に付き合って和菓子作りをしている私は、最近ではもはや自分が何を望んでいるのかも分からなくなってきた。
一つだけ言えるのは、このままではきっと私は和菓子を嫌いになってしまうということ。
それは、玉響を継ぐ予定になっている私にとって、何よりも避けたい事態だった。