激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「あれっ、話してなかったっけ。これも持ってるんだ。でも、ずっとキャンプに行けてなかったから駐車場で眠ってた。整備はしてあるから大丈夫」


キャンプ用の車?

あんぐり口を開けて彼を見ていると、クスッと笑われた。


「唯一の趣味だから、金にものを言わせてみた」


そこも聞いてたんだ。

しかし、自分で稼いだお金で好きなことをしているのだから誰も文句なんて言えない。

しかも贅沢三昧の暮らしという人でもまったくないし。


「スケールが違う……」
「そこは凝り性って言ってくれる?」


助手席に乗り込もうとする私に、彼は目を細めながら手を差し出してくれた。
相変わらずスマートだ。



ひとりキャンプが趣味で、そのための車まで買ってしまう彼のキャンプ愛はすごかった。

一時間ほど車を走らせて郊外のキャンプ場に到着すると、あっという間にテントを立てた。

普段は料理も手伝う程度なのに、完全に主導権を握る。

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