激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
この先、ケンカをすることもあるだろう。

けれども、彼との結婚を後悔することだけは絶対にないと感じた。


「紬って、ナチュラルに俺を煽るよね」
「ん?」
「今日は声、我慢できる?」


あっ、寝袋のことなんてすっかり頭から飛んでいた。


「し、しませんよ?」
「我慢しないの? それは大胆」
「そのしないじゃない!」


彼を肘でつっつくと、「あはははは」と大きな声で笑われた。



なんとか彼をなだめてエッチは勘弁していただけることになったが、大きな石にふたり並んで腰かけて星空を見上げながら何度も優しいキスをされた。


「俺、今年いっぱいで会社を辞めようと思う」
「そっか……」


修業のときは終わり。
いよいよ太平物産で今までの経験を生かすことになるのだろう。

近いうちにそうなると感じていた私は、特に驚きもしなかった。


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