激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「太一さんと一緒なら、苦労もいつか喜びに変わります。太一さん、小さい頃から期待を背負わされて苦しいこともあったんじゃないですか? でも、それを乗り越えるために努力を重ねてきたから今があるんです。私、太一さんがただのお金持ちの坊ちゃんだったら結婚してませんよ?」


私は庶民が性に合ってるもの。

ただ、彼の努力を花開かせるための苦労なら喜んでする。

それだけ人としての魅力がある人だから。


「そっか。頑張ったから最高の奥さんがここにいるのか」

「あれっ、私のハードルが上がってません?」

「気のせいじゃない?」


とぼける彼は、「紬」と甘い声で私の名を呼び、もう一度口づけを落とした。



ふたりキャンプは最高に楽しかった。
充電できたからかその後の仕事も絶好調。


「重森、ヘルプ!」


西田さんが私を呼んでいる。


「どうしました?」

「今日の挙式のブーケが間に合ってない。ブートニアのほう手伝ってくれ」


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