だから、言えない


「俺も二人の関係を
詳しくは知らないんだけど、
片林さんは、連のことを
よく知ってるみたいなんだ」
「ふぅん…」
「連だって大人だし、
一人でなんでもできるはずなんだけど、
なぜか心配になるんだって」
「なにか理由があるんですかね」
「さぁね…。
まぁ、連のことが心配になるのは
俺もちょっと分かる気がするけど…」

ここでスーパーに着いた。

村薗先輩が買うものを選んで
かごに入れていくのを見ながら、
私は、お詫びの品は何がいいか考えていた。
多分熱があるなら、
食べやすいものがいいよね。
それに、佐山さんって
何が好きなんだろう?

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