つまり、会いたいんです。
「え、何か私、変なこと言った⁈」

「本当に自覚がないってのも、限度が…。もういいから座って食べてろ」

そう言って、一花の背を押した。

「えー、一緒がいいのに」
「煩い、俺は我慢比べがしたいわけじゃないんだ」
「何のこと⁈」
言いながら一花は渋々席に戻った。

「もういい」貴腐ワインのボトルが目に入る。
「もうちょっと貰っちゃうからね」
と、ボトルを手にとり開けようとしている間に榛瑠がやってきて、ボトルをとりあげた。

「なんで⁈」
「飲むとすぐに一花は眠くなるから」
「ちょっとくらい平気だもん。まだお昼だし」
「だめ。今日は寝かさないって決めてるから」

え?何それ。なんか、なんか、言葉の含み、再び。

言った本人は涼しい顔してボトルを持ってキッチンに戻る。

なにか言い返そうと思うけど、うまく言葉が出てこない。

「もう…もうキライ!やっぱり榛瑠は少し反省して変わってもいいと思う」
「どこらへんから変えて欲しいの?」
「え、どこからって…」

えっと。

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