もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!



「俺は刺されない・・刺されるのは森村だし・・・それに岡崎先生はそんなことしない・・というか、俺はもう岡崎先生に釘を刺されているからな・・・真緒は俺のなんで・・・って。」

『えっ?釘?!・・・あれ?岡崎先生・・・?』


岡崎さんという呼び方では気がつかなかったけれど
岡崎先生という呼称で想い出した

私が手のケガで名古屋南桜総合病院に入院してリハビリをしている時
リハビリ室で岡崎先生は事あるごとに、真緒~!!!とリハビリ実習生さんを呼び捨てしていて・・・

確か真緒さんはリハビリ女子学生だった神林さん
神林さんは岡崎先生が実習指導者だって言ってたっけ

その真緒さんの耳をふざけてかじろうとしていた森村先生を岡崎先生は凄い勢いで威嚇していたところを私も見た!!!

あの岡崎先生が、ナオフミさんにも“真緒は俺のなんで”って言っちゃうなんて

愛されてるな~真緒さん
あのワイルドで硬派な雰囲気のイケメン岡崎先生に!


「なんか想い出したみたいだな・・・」

『あっ、岡崎先生って、あたしの手のリハビリをしてくれたリハビリの先生!!!担当の松浦先生がいない時に!懐かしいな~。あれから随分時間が経ったけどお元気なのかな?』

「伶菜、コレ・・・・」


ナオフミさんが嬉しそうな顔して、白衣のポケットから取り出したのは、プライベート用の彼のスマホ。


そこに映っていたのは

『うわ~、このふたり・・・そうなの?そうなの?やっぱりそうなの~!!!!』

「そう。俺は彼女が実習でうちの病院に来ている時から、予想していたけどね。」

チャペルのバージンロードを歩く若いふたりの写真。
私の記憶の中のふたりは、白衣姿の彼とケーシー(半袖丸襟の白衣)姿の彼女だったから、彼らがタキシード&純白のウエディングドレス姿に感動してしまう。


『すごくきれい~!!!!なんか、嬉しい!!!!』

「遠距離恋愛を成就させたみたいだしな。」

『すご~い!!!・・・って写真の下のほうにメッセージがある・・・・』

「それは・・・」


さっきまで私と同様に嬉しそうだった彼なのに、今はちょっと困った顔をしている。
きっとそれは、やましいことはないと口にしていたこともあってか、メッセージが書き込まれていた写真を映し出している彼のスマホをひっこめることができないせい。

ここで私が遠慮してスマホから目を逸らしたりしたら、逆にナオフミさんは私に気を遣ってしまうんだろう

そういうことが予想できるようになったのも
ナオフミさんと一緒に夫婦として過ごす時間が長くなってきたから

だから私は写真から目を逸らさない


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