もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!


「れいな~、俺はアルファベットしか読めない。」

『・・・あ、アルファベット~?!・・・ふふっ』


今度は眉間にクッキリと皺を寄せて、不機嫌そうにそう言うナオフミさん。
多分、これは岡崎先生のマネ。
眉間に皺とか普段は見たことがないから、般若みたいに見えてつい笑ってしまう。


「そう言って岡崎先生が真緒さんに、横文字オンリーのレポート提出を要求したって森村が大笑いしてた。」

『岡崎先生、やっぱり鬼だ!それでも好きなんだ、真緒さんは!』

「岡崎先生・・当時は鬼だったけど、今は真緒さんに存分甘えているみたいだぞ。俺がレイナに甘えるように。」


岡崎先生が真緒さんに甘えているなんて
想像するだけでニヤけてしまう
岡崎先生って、曲がったことは大嫌い&亭主関白で甘えるイメージ皆無なんだもん


「れいな~、今から一緒に昼寝しろ。」

ニヤけている隣から聞こえてきたうちの偽鬼ナオフミさん。
執事ナオフミさんと同様に不自然さ満載すぎて笑えてしまう。


『ふふっ、まだ鬼モード?・・それに岡崎先生、そんなこと言う?』

「俺は言う。でも、今は鬼モードではなく、甘えたいモード。れいな~、はい、コレ、肩にかけて・・・」

『こ・・こう?』


屋上のベンチに腰掛けたまま手渡されたのは、彼が来ていた白衣。
それを自分の左肩にかけたら、彼も彼の右肩にかけながら、私の体をぐっと引き寄せた。


「そう。こうすれば温かいな。こんなこともできちゃうし。」

『・・・あらら。』

「そういえば、臨床心理士になったばかりの伶菜を城北病院からかっさらって電車に乗ってうちの病院に向かう時もこんなこと、したっけな。」


私の右肩に頭をそっと載せる彼。

彼の言う通り、勤務するはずだった名古屋城北総合病院から姉妹病院である名古屋南桜総合病院へ異動になった時に、迎えに来てくれたナオフミさんと一緒に電車で移動した。

その時の彼は3年ぶりくらいに再会したこともあってか、ただでさえドキドキしていたのに、隣に座っていた彼が居眠りし始めて肩を貸してあげて、心臓がどうにかなりそうなぐらいドキドキした。


『懐かしいな~。あの時、こんなことされて心臓止まるかと思った!』

「今はしないのか?心臓止まるとか。」

『今は、こういうことされてほっこりする。甘えてもらえているな~と思ってって・・・えっ?』



バサッ!!!!



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