一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
男が苦痛に顔を歪める。対して拓海は、力を入れているようには見えない涼しい顔だ。
もうひとりの男は、自分もやられたら堪らないと数歩後退した。
「女性に乱暴とは感心しないな」
「こ、この女がゴミ拾えだとか訳わかんないことほざくからだ!」
拓海は実花子が持っているアイスクリームのゴミを見た。
「ゴミはゴミ箱へって教わらなかった?」
「そんなの知るか!」
「それは可哀想。それならひとつ、教えてあげよう。今どきの科学では、ゴミから採取したDNAで捨てた人の顔をCGで再現できるんだ。つまり、このゴミに残されたキミの痕跡から、キミそっくりの顔を再現。その顔をネット上に〝子どもでも守れるマナーを守れない非常識な大人〟としてばらまくことが可能というわけだ」
「なっ……!」
拓海の言葉を聞いた男が顔を引きつらせる。
男の腕を解放し、実花子から取ったゴミを拓海が男の顔の前にぶら提げた。
「さぁ、どうする?」
拓海はあくまでも冷静な姿勢を崩さない。