一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
早くしてと、つい急かしたくなるのをグッと堪えるのに必死になる。すると看護師はやっと思い出したのか、パッと目を見開いた。
「上原さんでしたら、手術室です」
「手術!?」
「はい」
神妙な面持ちが事の重大さを物語っているようで、鼓動が一気に速くなる。
「容態は?」
聞くのも怖い質問をなんとか絞り出す。
「大変危険な状態です」
目眩に襲われた。立っていられず、思わずその場にしゃがみ込む。
どうしよう……!
「あちらでお待ちください」
看護師に言われて顔を上げると、目に入ったのは〝手術中〟と赤く点灯した手術室だった。それを見て、またグラリと視界が揺れる。