一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「ねえちゃん?」
声のしたほうに顔を上げると、そこに立っていたのは紛れもなく祐介だった。
「祐介!?」
まさか幽霊かと疑って視線を下げると、足はしっかりある。二本、あるにはあるが……。
「その足……?」
左足は包帯でぐるぐる巻きにされ、松葉杖をついていた。
「ちょっとした捻挫なのに、こんなに大げさに巻かれちゃったよ」
祐介が照れくさそうにはにかむ。
……それじゃ、手術室にいるのは? 危険な状態というのは?
看護師はたしかに祐介はあの中だと言ったのだ。
「本当の本当に祐介?」