一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~


「ねえちゃん?」


声のしたほうに顔を上げると、そこに立っていたのは紛れもなく祐介だった。


「祐介!?」


まさか幽霊かと疑って視線を下げると、足はしっかりある。二本、あるにはあるが……。


「その足……?」


左足は包帯でぐるぐる巻きにされ、松葉杖をついていた。


「ちょっとした捻挫なのに、こんなに大げさに巻かれちゃったよ」


祐介が照れくさそうにはにかむ。

……それじゃ、手術室にいるのは? 危険な状態というのは?

看護師はたしかに祐介はあの中だと言ったのだ。


「本当の本当に祐介?」
< 142 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop