一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
実花子が判決を下すと、拓海と祐介が顔を見合わせる。
「どうして?」
祐介は不服そうに顔をしかめた。
「今夜は家ですき焼きにするの」
「すき焼き?」
ふたりは意外と気が合うのかもしれない。声がハモった。
「拓海さんも一緒にどうですか? 今日はいろいろとお世話になりましたから」
コンビニ事件といい祐介の怪我といい。もしも拓海がいなかったら実花子はどうなっていただろう。
「いいのか?」
「もちろんだよ」
祐介が実花子の代わりに答える。
「よし、それじゃ早速出発だ」
レッツゴー!と拓海は腕を、祐介は松葉杖を空に向かって突き上げた。