一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
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実花子が会社に戻ったのは、ちょうどお昼と重なる時間だった。
祐介へのメッセージをうっかり忘れていたため素早く送信すると、授業中の彼からすぐに笑顔のスタンプが返信されてきた。
デスクに着くなり千沙が実花子の元へやって来たところをみると、相当心配をかけていたに違いない。それは、千沙のハの字になった眉を見れば一目瞭然だった。
「どうだった?」
「うん……」
千沙以外の視線も向けられているこの場では話せない。
「外に出ようか」
千沙とランチを外でとることにした。
拓海の話は内密にしなければならないが、千沙には黙ったままではいられない。彼女以外には社内の誰にも聞かれるわけにはいかないため、少し足を延ばして洋風の定食屋までやって来た。
千沙はハンバーグ定食。実花子はミートソースのパスタとミモザサラダ、シーフードグラタンにイチゴのクレープを注文。