一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
そんなニュースもテレビで見ていない。気になっていたため、頻繁にチェックしていたのだから見落とすはずはないのだ。
白鳥は「おかしいなぁ」と頬をポリポリと掻いた。
やっとホテルから解放されて、一休で一杯やろうと来店したに違いない白鳥は、まずいところへ来てしまったと後悔しているに違いない。
「ホテルからずっと出られなかったからなぁ。きっと、まだバタバタしているんだろう。もうちょっと待ってみたら、連絡が来るさ。うん、そうだよ」
雲行きが怪しくなり、白鳥が必死にフォローに回る。
そんな気遣いをさせることを申し訳ないのと同時に、憐れまれたら嫌だというお粗末なプライドも顔を出した。
「やだな、白鳥さん。無事に解決したのなら、それでいいんです」
いいはずはないくせに。意地を張ったって仕方がないのに。
「今回のことで実花子ちゃんをどれだけ心配させたか、拓海くんだって十分わかったはずだから。久しぶりに自宅へ帰ったから、気疲れがたたってすぐにダウンしてしまったのかもしれないし」