一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
◇◇◇◇◇
知らないうちに眠っていたらしい。瞼を開いた部屋は闇の中だった。
カーテンの開け放たれた窓の向こうも、すっかり夜の空に移り変わっている。
夕飯を作らなくちゃ。
妙に重い体をゆっくりと起こしたときだった。
「ねえちゃん」
ノックと同時に祐介がドアから顔を出す。
「あ、ごめん。すぐにご飯作るね」
「そうじゃなくて」
ベッドから下りた私の腕を祐介が掴む。
「なに、どうしたの?」
そのまま実花子を部屋から連れ出すと、リビングの窓辺へ引っ張った。
ガラスの向こうに見える向かいのアパートが濡れているように見える。雨が降っているらしい。
「あそこ、見て」
祐介の指が階下、歩道のあたりを指し示す。