一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「椎名さん、泊まっていけば?」
またもや突拍子もない提案を祐介がした。
「ちょっと、祐介! 拓海さんを困らせるようなことは言わないで」
一番困るのは実花子だ。
「だって、もう九時過ぎてるし。このあと帰ったって、寝るだけよね? それなら、うちで寝たっていいじゃん。俺の部屋で寝ればいいし。バスケの話ももっと聞きたいしさ」
ね、いいよね? と拓海の反応を祐介が待つ。
「明日も仕事なんだから、無理は言わないの」
実花子もつい必死になる。シャワーと食事までならまだしも、この部屋に拓海を泊まらせるなんて無茶もいいところだ。
それなのに拓海は困ったような素振りどころか、実花子の顔色を窺っている。イエスの返事を待っているような目だった。
「椎名さん、泊まれるよね?」
「うーん……でも、お姉さんがどうかな」