一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~


「さすがにここには焼き鳥なんてものはないけどね。ハハッ」


そういう暴露は勘弁してほしい。断る前提とはいえ、初対面の男の人に焼き鳥好きな女だと思われるのはさすがにつらい。おじさま指向丸出しだ。


「実花子さんは、白鳥さんとよく焼鳥屋で飲むそうだね」
「……はい」


にこやかにしてはいるが、彼は内心どう思っているだろう。先ほどの木登り未遂といい焼き鳥好きといい、とんでもない女を紹介されたと頭を抱えたいのではないか。


「実花子ちゃんの食べっぷりと飲みっぷりは、本当に爽快なんだよ、拓海くん」
「そうなんですね」
「ちょっと白鳥さん、やめてくださいっ」


必死に止めに入るが、白鳥はまったく意に介さない。


「いいじゃないか、本当のことなんだから隠したって仕方がない」


弁護士なのに弁護してくれないときた。
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