一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~

するとそこで、拓海がやけに上機嫌だと気づいた。


「どうかしました?」
「いや」


なんでもない顔ではない。


「なんですか?」
「いや、その写真を見てどう思ったのかなって」
「え?」


拓海の瞳がいたずらっぽく揺れる。

……もしかして、わざとこの写真を見せたの?

真里亜と仲良さそうにしているところを見せつけて、反応を楽しんでいたのだろうか。


「拓海さん、ひどい」


写真の束を拓海の胸めがけて突き返す。


「ごめんごめん。実花子の妬いてるところがかわいくってさ」


かわいいと言えば、実花子の口を封じ込められると思っているらしい。
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