一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
女性を振ることはあっても、ハイスペックの自分がまさか振られるとは思ってもいなかったのだろう。
「俺を嫌い?」
「そういうわけでは」
好き嫌い以前の問題だ。
「それじゃ、どうして断る?」
全くわからないといった様子が拓海からひしひしと伝わってくる。
「好きとか嫌いの問題じゃないです」
「じゃ、どういう問題?」
次から次へと質問攻めだ。
拓海が首をかしげ、上体まで倒して実花子へ顔を近づける。
「知り合ったばかりで、お互いなにも知らないですから」
その端正な顔立ちから離れようと、椅子の背もたれに寄り掛かった。
「これから知っていけばいいと思うけど?」