一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~


三人の未来だとかなんとか。


「もしかして、ここに三人で住むってこと?」


祐介が先に口を開いた。
それを聞いた拓海が大きくうなずく。


「えっ、嘘……」


実花子の口からポロリと言葉がこぼれる。


「実花子と結婚して、祐介くんも含めた三人で一緒に暮らすって約束したはずだ」
「そうですけど……」


拓海が住んでいた部屋に一緒にって話だったし、なにより唐突すぎる。
もともとの出会いがお見合い。実花子たちは結婚を前提に付き合ってきた。一度別れる前にプロポーズもされている。

でも、それもいったんお預けの形になっていたから、結婚がいきなり現実味を帯びてきて面食らった。


「ここなら祐介くんが転校する必要もないし」
「あっ」


実花子は思わず口を手で覆った。
< 393 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop