一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~

そういうことだったのだ。今の拓海のマンションでは、祐介は学区外になる。
拓海はそれを考慮して、わざわざ今住んでいる実花子たちのマンションから近い場所に新たな新居を見つけてくれたのだ。


「拓海さん、いい人すぎるよ」


祐介の言う通りだ。
実花子だけではなく祐介のことをきちんと考えてくれているのは、なによりもうれしい。


「そんなことはない。俺がそうしたくて勝手にやってるだけだ。つまり自己満足」


王子様スマイルを祐介に向けた。


「先に、ちょこちょこ自分の荷物は運んでるんだ」


積み上げられたダンボールは拓海の引っ越し荷物らしい。


「祐介くんの部屋は、あそこなんてどうかと思うんだけど」


そう言って、実花子たちが立つリビングに面したドアのひとつを指差した。
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