皇女殿下の幸せフェードアウト計画
私のお願い発言でしんと静まり返った空気と、痛いほど向けられる数多の視線に私は怖くてたまらないけど、これこそが乗り越えなきゃいけないところだ。
この場に来て、この場の雰囲気を感じて、ようやく私は自分が甘かったのだと認識を改めざるを得なかった。
「叔父様もお母様も、本来ならば己が役割というものを忘れ多大なる温情を忘れ、欲に溺れたことは皇族として恥じるべきところ。死罪を言い渡されるべきところでございましょう、……けれど、どうか恩情をいただけませんでしょうか」
「恩情だと」
「陛下は、御身の魂の片割れたるラエティティア様のご息女をその手に取り戻されました。最愛を取り戻されました」
「……」
私の言葉に、リリスが何かを言いたげにしていたけれどそれは陛下によって押しとどめられたのが見える。
そう、それでいい。
私は、ここで舞台を降りる。
ここが一番の見せ場なの、舞踏会でのあれはきっと前哨戦だった。
この場に来て、この場の雰囲気を感じて、ようやく私は自分が甘かったのだと認識を改めざるを得なかった。
「叔父様もお母様も、本来ならば己が役割というものを忘れ多大なる温情を忘れ、欲に溺れたことは皇族として恥じるべきところ。死罪を言い渡されるべきところでございましょう、……けれど、どうか恩情をいただけませんでしょうか」
「恩情だと」
「陛下は、御身の魂の片割れたるラエティティア様のご息女をその手に取り戻されました。最愛を取り戻されました」
「……」
私の言葉に、リリスが何かを言いたげにしていたけれどそれは陛下によって押しとどめられたのが見える。
そう、それでいい。
私は、ここで舞台を降りる。
ここが一番の見せ場なの、舞踏会でのあれはきっと前哨戦だった。