皇女殿下の幸せフェードアウト計画
私の答えが気に入らなかったのか、陛下はまた眉を顰めて背を向けてさっさと行ってしまった。

リリスお姉様のことを置いて、護衛のフォルセティも置いて。

「えっ、あのフォルセティ、陛下が行ってしまわれたわ!」

「そうだな」

「なぜ落ち着いているの! 貴方は陛下の護衛ではなかったの?」

「違う。イリス姫が茶会を開くというので、ついてきただけだ」

「……で、でも貴方は座らなかったでしょう?」

「身分が違う。おれは、貴女の姿が見られれば、それで十分だ」

いや、そこでなんでそんな甘いこと言うのかな!?

思わず変な声が出そうなのを何とか飲み込んだものだから変な顔になった気がする。女としてアレな顔になった気がする!
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